第2班の幼稚園基本実習(研究保育を中心に) 「園長日記」
先週の第1班の幼稚園基本実習に続いて、今日から第2班の同実習が始まりました。
午前7時30分当たりから園舎内外の清掃をしていた学生から元気の良い笑顔での挨拶を受けました。子ども達の無邪気で可愛らしい動きに加えて実習生のダイナミックな動き等が見られ、園全体に躍動感が漂い嬉しく思った次第です。
今日の基本実習の中心は、本園教諭による研究保育参観でした。先週の同研究保育は年少組でしたが、今日は年中組の研究保育でした。
主な活動は、「ごっこ遊び『ピクニックにいこう!』でした。ねらいは、「新聞紙を丸めたり破ったりして色々な物に見立てて遊べる事を知る。」、「音や音楽をよく聞き、それに合わせて自由に考えながら表現することを楽しむ。」の二つでした。幼稚園教育要領で強調している「思考力の芽生え」・「規範意識の芽生え」等の育成も視野にいれた援助の在り方も工夫が見られました。また、年中の発達等を考慮し、「自分の思いや願いを友達に言葉で伝えること」や「自分一人で遊ぶより友達と一緒に遊ぶとまた一層楽しい。」ことなど遊びを通して気付かせることなども同保育に含まれていました。
社会性や言語力の育成にも繋がる「ごっこ遊び」を中心に据え、同遊びが楽しい雰囲気の中でぐんぐん深まるよう、子ども達の豊かな発想が次々出てくるよう配慮が見られました。遊びの内容が視覚的に捉えられるよう、導入でのパネルシアターも効果的だったと思います。
併せて、身近な新聞紙から、おにぎり、キャンデー、敷物、お風呂など様々なものが出来上がり、子ども達は大喜びでした。
実習生にとって、参考になる研究保育だったと思います。実習生の皆さんには午後の協議会で出された内容等を記録し、今後の保育実践に活かしてほしいです。