第2学期終業式 「園長日記」
今年の社会の動きの中で特筆すべきは、ノーベル医学・生理学賞の受賞者に、「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明された東京工業大学栄誉教授の大隅 良典氏が選ばれたことです。また、国際宇宙ステーションに滞在し、数々の任務の遂行に成果を残し、約4ヶ月ぶりに地球に帰還された宇宙飛行士の大西 卓哉氏の活躍も忘れることができません。
11月2日には、静止気象衛星「ひまわり9号」を乗せたH2Aロケット31号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ成功しました。
このように、人々の英知が結集され数々のご功績が生まれていることに対し、感動せざるをえません。
このようなビッグニュースは、私たちに夢や希望を抱かせてくれると同時に、生きる力の源となるものを教えてくれているように思います。
さて、みどり幼稚園では、この度、無事第2学期の終業式を終えることができました。
子どもたちは、この2学期、そしてまた今年、建学の精神「礼節・勤労」と保育目標「しつけの教育と生活指導の重視・和の教育の推進・感謝の気持ちの育成」の下、諸々の活動等に一生懸命取り組み、数々の成果を収めたと思っています。同時に今後が楽しみになってきています。私は、式の中で、この2学期の子どもたちの頑張りを称え高い評価をするとともに、冬季休業中の安全な過ごし方について話をいたしました。
子ども達は今学期、運動会、発表会、触れ合い参観日、芋ほり遠足・みかん狩り等の農業体験、餅つき会等の行事を通して心も体も大きく成長してきたように思います。
私は、同式の時、ステージ上から子ども達を眺めました。制服を着こなした子ども達は極めて行儀がよく、しっかり話を聞いている姿に感心したことでした。あの子ども達なりに、「今日は2学期の最後の日。精一杯のいい姿勢をしよう。」といったような気持ちがあったのかもしれません。
ご承知のように、本年は幼保連携型認定こども園になり、0歳児から就学前までの乳幼児の教育・保育を行っております。本年保育教諭の頑張りは元より多くの方々のご尽力にて、同教育・保育がしっかりとなされ、子ども達の健全な心身の発達が図られていると考えています。
この第2学期終業式に当たり、これからも園児との信頼関係を十分に築いて、教育・保育の充実を図り、保護者や地域、関係者のご期待に沿えるよう職員一丸となって尽力したいと新たな決意を抱いた次第です。