第3学期始業式 「園長日記」
今年のニューイヤー駅伝で18年ぶりに優勝した旭化成陸上部監督の西政幸氏が、ゴール付近で選手達に高々と胴上げされ私共は感動しました。その西監督は、「陸上は技術よりも『心』が大事。心で強く思えば願いは叶うし、自然と行動も変わってくる。」(「1月3日付宮崎日日新聞」)と言っています。
2017(平成29)年がスターとしました。本日、本園の第3学期がスタートしました。私は、前述の西監督のお言葉をかみしめながら本園第3学期の始業式に臨みました。
「おはようございます。」「明けましておめでとうございます。」「今年もよろしくお願いします。」
子どもたちの弾んだ甲高い声がホール全体に響き、私は、式という緊張した雰囲気の中にも子ども心に「今年1年、この3学期頑張るぞ!」という無言の決意なるものを肌で感じた次第です。
子どもたちの顔は一段と輝き、新しい年への夢や希望が溢れているように思いました。
私は、新年の挨拶後、年号の話、今年の干支酉年の意味、本園の目標「きまりよく」「なかよく」「ありがとう」のことなどについて具体物を示しながら子ども達に話しかけました。併せて、3学期の園内外の保育・行事等の紹介をしました。
幼稚園児には少々難しいですが、江戸末期の儒学者 安井息軒先生の「三計の教え」について少し話をしました。「一日の計は朝(あした)にあり。一年の計は春にあり。衣装の計は少壮の時にあり。」のごとく、この1年の始まり、一日一日を大切に過ごしてほしいと願わずにはいられません。純真で無邪気な子ども達が若竹のように真っ直ぐ伸びていってくれると信じています。
昨年4月から幼保連携型認定こども園になり、多くの方々のお力添えを賜りながらここまで歩んできております。創立58年目を迎える歴史と伝統のある本園が、幼保連携型認定こども園としての2年目に向かって質の高い教育・保育を確実に根付かせて参りたいと新たな決意に燃えている次第です。新たな歴史の1ページを築いていくことになります。笑顔いっぱい、夢いっぱい、優しさいっぱい、花いっぱいの園を目指して職員一丸となって邁進して参ります。
保護者の皆様、関係者の皆様、この1年、この3学期、どうかよろしくお願いいたします。