避難訓練(火災想定) 「園長日記」
今日、火災を想定した事前に予告していない避難訓練を実施しました。本訓練のねらいは、次の2点です。①火災が起きたとき、どこから逃げればよいのかを知り、担任の先生について安全に逃げることができる。②「押さない・走らない・喋らない・戻らない・よく聞く」の「お・は・し・も・よ」の約束事を守って、安全に素早く避難する。
今回は、うめ組から出火したという想定での避難訓練でした。2階の子ども達は、非常階段が使えないのでスロープを通って先生の指示に従って園庭に避難できました。全園児の避難並びに最終確認ができるまでに約3分でした。殆ど話し声も聞かれず全体的には整然と迅速に避難できました。
この後、担当の話、園長の話がありました。非常時の避難の仕方の再確認、消火器の使い方、避難訓練、消火訓練等についての話をしたことでした。特に自宅で火災を発見した時の対応についても、繰り返し「火事だ。」と大声で叫んで周囲に知らせる訓練もしました。
併せて、防災ダッグの確認もしたことでした。地震で揺れるときは、「頭を防護し、低い姿勢で、『ダンゴムシ』のポーズ」、火災のときは、煙に巻かれることを防ぐため「濡れたハンカチ等で鼻・口を覆うポーズ」、津波のときは「高台に逃げるポーズ」などです。
火災、地震・津波、台風・洪水・雷といった災害は、いつ、いかなるときに発生するか分かりません。私どもは、今後もいろいろなケースを想定し、避難訓練を行っていきたいと考えています。今日は、子どもたちが身体を動かしながら、災害や日常の危険に備えた行動の第一歩を学ぶことができたのではないかと考えています。災害が発生した場合、被害を最小限に食い止めるには、当たり前のことですが、正しい情報を得て、慌てず、指示に従って落ち着いて安全な場所に避難することが大事です。
尚、地震後津波が予想される場合は、本園では高台(宮崎学園 大坪記念ホール4階ロビー)に避難することになっています。的確な指示を行い、園児を速やかに誘導、避難させます。逃げ遅れた園児の確認や体調不良の園児のサポートをしっかり行います。
非常災害時には、保護者の皆様には、何らかの連絡を入れますのでご承知置きください。