園長日記

豆まき会    「園長日記」

投稿日:2017年2月3日 / Category:お知らせ・最新情報

今日、本園では豆まき会を実施しました。「鬼は外、福は内」「鬼は外、福は内」と各クラスから甲高い元気一杯の声が聞こえてきました。2月3日は立春の前日、節分でした。本豆まき会の行事では、季節に合った伝統的な行事に触れ、豆まきの由来を知ったり、子どもたちの思いや願いを新たなものにしたりしようと考えたのでした。

この日のために、各学年ごとに鬼の面を工夫し、製作活動を続けてきました。どの学年も色画用紙や廃材等を駆使して迫力ある臨場感溢れる鬼の面を作って、当日の豆まき会に備えたのでした。

10時過ぎ2階ホールに集まった子どもたちは、最初から気分が最高潮に達していました。

はじめに、私の方で「節分」の意味、「豆まきの由来」等について、ホワイトボードを使って話をしました。怖そうな赤鬼、青鬼の登場と中国から伝わったとされる追儺の儀式で、鬼を払う役目を負った「方相氏」が登場すると、さすがの子ども達も驚きの声を挙げていました。「新しい1年が病気や怪我、不幸や災い等がないよう1年に1度、この節分に願いを込めて豆まきをすること。」などを話したことでした。

次に、手遊び「鬼のパンツ」をみんなで楽しみました。

そして、子ども達が楽しみにしていた先生方によるペープサート「心の中のおには外!」でした。基本的な生活習慣に関わる課題いっぱいの鬼が登場し、一つ一つ子ども達に考えさせる内容の濃いペープサートでした。子ども達は自分の考えを口々に言っていました。最後は、笑顔いっぱいの表情になっていました。

幼稚園部では、全園児がホールにて一堂に会し、楽しい行事を行いました。保育園部のちゅうりっぷ組の子ども達も同行事に参加しました。

全体での行事が終わった後は、ぱんだ・うさぎ・ちゅうりっぷ組から年少・年中・年長組まで、保育室での楽しい豆まきのイベントが行われ、大変な盛り上がりを見せていました。保育園部の子ども達の中には、勇壮で怖そうな鬼が現れ泣き出す子どももいたようです。

昔は、物質的に豊かでない時代でしたが、母が炒ってくれた大豆で豆まきをしたことや家族皆で「鬼は外、福は内・・・」と掛け声を掛けながら楽しんだことなどをふと思い出したことでした。

ご承知のように、節分の歴史は古く、平安時代から行われていた宮中行事の一つとして生まれてきたとのことです。穀物には邪気を払う性質があることから、前述しましたように豆を撒き、無病息災を願ってきたのだと思います。

きっと、子どもたちは、撒かれた豆を数え年の数だけ食べて、体が丈夫になり、風邪などひかない元気な子どもになってくれると思います。本日の「豆まき会」が子どもたちの印象に残り、目に見えない諸々の鬼を退治する力を一つ一つ備えていってくれたらいいと思っています。

<今日の午後のおやつも「鬼さんカップケーキ」でした>

 

 

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