幼稚園教育(基本実習)実習 「園長日記」
将来の進路を考え短大保育科や国際大学教育に入学し、幼稚園教諭免許状や保育士資格を取得する学生にとって、幼稚園における教育実習は、幼稚園教諭となるための実践的指導力を身に付ける上で重要な意義をもっています。その本実習は2年次5月末から6月にかけて本実習県内の幼稚園にて行うことになっています。
学生達は、保育の実際について体験的な学習を積む中で、幼児理解の仕方や幼稚園教諭としての役割やその仕事内容、実際の保育の展開の仕方・内容、幼稚園の全般的な理解等を学んで保育実践力を身に付けることになります。
こうした幼稚園教育実習に先駆けて10月末から11月にかけて行われるのが、幼稚園教育基本実習です。先日、学内にて、市内関係幼稚園の園長・本学附属幼稚園の園長・主任等より教育実習の心構えや幼稚園実習に係るポイント等の講義・講話があったところです。
早速、本園にて今日から4日間、第1班の保育科の学生56名、国際大学の学生6名、計62名が実習前指導の一環として教育実習に関わる基礎・基本の修得得に頑張っていくことになっています。
初日の今日、本園教諭による年長組対象の研究保育がありました。主な活動は、「体遊び」でした。歩く、曲げる、走る、跳ぶ、回る、伸ばす等の基本の動きを取り入れた体全体を使っての遊び、歩くから跳ぶ、回ってバランスをとる、曲げるから伸ばす・這う等の連続した遊び等取り入れた楽しい遊びが次々出てきました。
同保育の終盤は、道具を使った大きな動きが出てきました。子ども達は、小グループや男女別チーム等を編成しながら思う存分時間いっぱい動いていました。
本研究保育を通して、教育実習生の皆さんは、思考力の芽生えを意図して保育者の問い掛けや遊びの広がり・深化が期待できる連続技やボール蹴りの工夫、子ども達の活動の意欲化を図る保育者の援助や配慮など参考になったことと思います。
研究保育中の様子を写真でご覧ください。
尚、第2班の同基本実習は来週の月曜日から4日間となっています。