今年のニューイヤー駅伝で旭化成が4時間52分18秒で2年連続23度目の優勝を果たしました。優勝した旭化成陸上部監督の西政幸氏が、ゴール付近で選手達に高々と胴上げされ私共は感動しました。その西監督は、「プレッシャーの中で選手一人ひとりが攻めの走りが出来ていた。・・・今年は12人全員の体調が良く、チーム内で切磋琢磨できていた。」(毎日新聞)とインタビューの中で淡々と語っていらっしゃいました。私は、毎年本駅伝のテレビ中継を観ることからスタートします。先日の宮崎日日新聞「声の欄」にも記されていましたが、県民として、この度の快挙を喜ぶと同時に心から拍手を送りたい気持ちです。
平成30(2018)年がスターとしました。本日、本園の第3学期がスタートしました。私は、前述の西監督のお言葉をかみしめながら本園第3学期の始業式に臨みました。
「おはようございます。」「明けましておめでとうございます。」「今年もよろしくお願いします。」
子どもたちの弾んだ甲高い声がホール全体に響き、私は、式という緊張した雰囲気の中にも子ども心に「今年1年、この3学期頑張るぞ!」という無言の決意なるものを肌で感じた次第です。
子どもたちの顔は一段と輝き、新しい年への夢や希望が溢れているように思いました。
私は、新年の挨拶後、年号の話、今年の干支戌年の意味、本園の目標「きまりよく」「なかよく」「ありがとう」のことなどについて具体物を示しながら子ども達に話しかけました。併せて、3学期の園内外の保育・行事等の紹介をしました。併せて、本学期は、新しい学校、新しい学年に入学・進級するまさに橋渡しの重要な学期であることも話しました。
江戸末期の儒学者 安井息軒先生の「三計の教え」、(「一日の計は朝(あした)にあり。一年の計は春にあり。一生の計は少壮の時にあり。」)のごとく、この1年の始まり、一日一日を大切に過ごしてほしいと願わずにはいられません。純真で無邪気な子ども達が若竹のように真っ直ぐ伸びていってくれると信じています。
本園は、一昨年4月から幼保連携型認定こども園になり、多くの方々のお力添えを賜りながらここまで歩んできております。創立59年目を迎える歴史と伝統のある本園が、幼保連携型認定こども園としての3年目に向かって質の高い教育・保育を確実に根付かせて参りたいと新たな決意に燃えている次第です。新たな歴史の1ページを築いていくことになります。笑顔いっぱい、夢いっぱい、優しさいっぱい、花いっぱいの園を目指して職員一丸となって邁進して参ります。
保護者の皆様、関係者の皆様、この1年、この3学期、どうかよろしくお願いいたします。