園長日記　第８回　心の安全基地

 

　子どもたちは園生活にも慣れ、はじけるような笑顔を見せてくれるようになりました。見ていてとても嬉しくなります。保護者の皆さまのご支援に心から感謝します。

　この２か月間、先生方は一人ひとりの子どもたちの思いを精一杯受け止めてこられました。特に、新入園児の子どもたちが「ここは大丈夫、この先生と一緒だったら大丈夫」という「大丈夫だよ」の気持ちが持てるようになることを先生方は目指されました。これを専門用語で「心の安全基地」と言います。もちろん、一番の安全基地はご家族の皆さんですが、その次が本園の先生方になって欲しいと願っています。子どもたちは、安全基地を出発点にして、様々なことに挑戦していきます。愛する子どもたちが、失敗しても安全基地に戻り、いっぱいの愛情を受け、心のエネルギーを満たして、再度挑戦していけるようになることを目指しています。

　梅雨に入ります。楽しい遊びが展開されることと思います。子どもたちの新たな挑戦を楽しみにしています。

令和５年６月３日　山下恵子

 

 

 

 

 

園長日記　第7回　令和５年度附属認定こども園第１回合同研修会

 

　今年もまた、先生方の研修が始まりました。令和4年度から導入した21世紀型教育・保育が益々進展しています。

　「子どもの姿」から出発したいとの思いが、保育環境を整えるということで実現してきていることをとても嬉しく思います。

　今回は、「主体性とは何か」とのテーマで、こども園アドバイザー　小川美由紀先生、山下愛実先生にワークショップをしていただき、先生方と一緒に子ども主体を深く学びました。昨年度から実施しているコーナーがさらに充実していくことと思います。

　また、短大の中川志保先生から、幼稚園で行ったエピソードを紹介いただき、子どもたちの声に耳を傾けて、保育を創造していくことの楽しさが語られました。

　後半は、「子ども主体の行事をみんなで考える」ということで、両園で、現在の子ども姿から生み出すことのできる行事についての意見を深めました。子どもたちの生き生きとした姿を創造しながら、ワクワクしながら運動会と発表会について語り合いました。どうぞ皆さま、楽しみにしていてください。

今後、先生方は、年４回の研修を積みながら学びを深められます。こどもたちのウェルビーイングを目指して頑張って皆さんと一緒に学びを深めてまいります。先生方の前向きな発言をとても嬉しく思った半日でした。

 

令和5年6月3日　　山下　恵子