えんちょう日記『ビオトープ①』~めだかの観察~
園庭に設置したビオトープには、毎日いろんなクラスの子どもたちが遊びにやってきます。水の中をじっと眺め「めだかさんどこにいるかな?」「見てみて~いたよ!」「ごはん食べるかな?」と、「めだか」を観察することが楽しみの1つになりました。
昨年3月にこのビオトープを設置しました。こちらは水辺の生き物になりますが、もう1か所、木の枝や枯れ葉を住み家とする場所も作っています。生き物が過ごす場所をつくることで、自然の流れのなかでこの場所を求めてくる生き物の観察をしたり、その環境を通して子どもたちがどのようにかかわったりしていくのか様子を見ていくことも目的の1つでした。
設置した当初は、園庭に水辺ができたという珍しさから、手を入れて何があるのか確かめたい気持ち、水のなかに何かを入れてみたい様子がありました。6月頃に、保護者からいただいた4匹のめだかをビオトープへ入れたことで「生きている 命がある」ことを身近に感じることができたように思います。月日が流れ、子どもたちの心には“大事にみようね”“優しくみようね”という思いも芽生えてきました。
4匹だった「めだか」は、今ではたくさんの家族が増えて子どもたちも喜んでいます。四季のうつろいとともに子どもたちの成長が感じられる場所となりました。