お知らせ・最新情報

豆まき会Ⅰ  「園長日記

投稿日:2018年2月3日 / Category:お知らせ・最新情報

 今日2月3日(土)は豆まき・節分ですが、本園では曜日の都合で昨日豆まき会を実施しました。「鬼は外、福は内」「鬼は外、福は内」とホールや各クラスから甲高い元気一杯の声が聞こえてきました。ご承知のように、2月3日は立春の前日、節分です。

本豆まき会の行事では、季節に合った伝統的な行事に触れ、豆まきの由来を知ったり、子どもたちの思いや願いを新たなものにしたりしようと考えたのでした。

この日のために、学年ごとに鬼の面を工夫し、製作活動を続けてきました。どの学年も色画用紙や廃材(紙袋・他)等を駆使して迫力ある臨場感溢れる鬼の面を作って、当日の豆まき会に備えたのでした。

10時過ぎ2階ホールに集まった子どもたちは、最初から気分が最高潮に達していました。

はじめに、私の方で「節分」の意味、「豆まきの由来」等について、ホワイトボードを使って話をしました。怖そうな赤鬼、青鬼の登場と中国から伝わったとされる追儺の儀式で、鬼を払う役目を負った「方相氏」が登場すると、さすがの子ども達も驚きの声を挙げていました。「新しい1年が病気や怪我、不幸や災い等がないよう1年に1度、この節分に願いを込めて豆まきをすること。」などを話したことでした。

次に、手遊び・ダンス「鬼のパンツ」をみんなで楽しみました。

そして、子ども達が楽しみにしていた先生方によるペープサート「心の中のおには外!」でした。基本的な生活習慣に関わる課題いっぱいの鬼が登場し、一つ一つ子ども達に考えさせる内容の濃いペープサートでした。子ども達は自分の考えを口々に言っていました。最後は、笑顔いっぱいの表情になっていました。

昔は、物質的に豊かでない時代でしたが、母が炒ってくれた大豆で豆まきをしたことや家族皆で「鬼は外、福は内・・・」と掛け声を掛けながら楽しんだことなどをふと思い出したことでした。

今年の豆まき会では、これまでに無かった大胆でアイディア一杯の演出が見られました。それは、保護者の会執行部の方々を始め関係保護者の方々が、同豆まき会に勇壮で変化に富んだ鬼の格好で登場し、多彩な動きで新たな思い出を作っていただきました。子ども達は、昼の時間や降園の際も、「怖そうな鬼が突然出て来たよ。」「怖かったよ。・・・」など鬼の話題で持ちきりでした。

ご承知のように、節分の歴史は古く、平安時代から行われていた宮中行事の一つとして生まれてきたとのことです。穀物には邪気を払う性質があることから、前述しましたように豆を撒き、無病息災を願ってきたのだと思います。

きっと、子どもたちは、撒かれた豆を数え年の数だけ食べて、体が丈夫になり、風邪などひかない元気な子どもになってくれると思います。本日の「豆まき会」が子どもたちの印象に残り、目に見えない「風邪ひき鬼」「泣き虫鬼」「夜更かし鬼」「好き嫌い鬼」等の鬼を退治する力を一つ一つ備えていってくれたらいいと思っています。

ご多用な中、鬼の格好でご出演頂きました保護者の皆様、有難うございました。

 

 

 

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