第2回避難訓練(火災想定) 「園長日記」
風水害、火災、地震、津波、不審者侵入等は、いつ、どこで発生するか分かりません。事前の危機管理が整っていなければ、発生時の危機管理、事後の危機管理に支障を来すことになります。
本園では、昨日第2回目の地震を想定した避難訓練を実施しました。今回のねらいは、次の2点でした。①非常ベルや放送をよく聞いて、慌てないで近くにいる保育教諭の傍らに集まり、落ち着いて避難の指示をきくことが出来る。②「お・は・し・も・よ」(○押さない、○走らない、○しゃべらない、○戻らない、○よく聞く)の約束事を守って保育者の指導の下、気を付けながら園庭に避難することが出来る。
保育園部の子ども達は、保育教諭の指導でそれぞれ安全な場所への避難ができることをねらいとしました。
2回目の「・・・先生と一緒にすばやく逃げてください。」という放送後、子ども達は無事園庭に避難できました。園児が避難し、240名の園児の安全確認が終了するまで2分40秒でした。揺れが収まっても、直下型地震では引き続き余震への警戒や二次災害の防止など災害を最小限にくい止めるための十分な注意が必要ですが、今日は先生方の事前のきめ細かな指導の下、指示に従ってスムーズに避難できたと思います。
担当の教諭からは、非常ベルがなっても落ち着いて先生の指示に従い、避難することの大切さについて話がありました。私も関連して、①命を守ること、②避難場所の選定(物が落ちてこない場所、物が倒れてこない場所、物が移動してこない場所等)、③防災ダックに関連しての対応ポーズと具体的な避難の仕方等について話をしました。特に室内での避難の際は、揺れが収まるまで、頭を手で覆い「ダンゴムシ」のような恰好で待つことも強調したことでした。実際、園庭にて即練習もしました。
南海トラフ巨大地震等に伴う大津波が予想される場合には、すぐ高台(宮崎学園大坪記念ホール4階)に避難することも再度強調したことでした。同時に防災ダックに関して駆け足のポーズでの避難の仕方を繰り返し指導したことでした。
また、地震の大きさによっては長期間、停電、通信網が途絶した状況が発生し、放送機器、パソコン、メール等が使えない状況も考えられます。園内における子ども達への指示もハンドマイクや肉声ということも考えられます。大津波襲来が予想される場合は、道路西側の大坪記念ホール4階ロビーに避難することを確認したところです。
240余名の子ども達の命を守るべく、普段から危機意識をもった毎月の避難訓練を行って参ります。