園長日記 第18回 ソニー教育財団 2024年度教育助成論文 奨励園採択
園長日記 第18回 ソニー教育財団 2024年度教育助成論文
2024年度 ソニー幼児教育支援プログラム奨励園 選定
本園の実践研究論文 「『なんで?ふしぎ!だいはっけん‼』~五感で感じ、表現する実体験のなかで~」 が2024年度 ソニー幼児教育支援プログラム奨励園に選定されました。宮崎県内では、本園のみの選定です。
本論文は、子どもたちに「科学する心」を育むことを目指した実践研究です。子どもたちが自然とのかかわりの中で、さまざまな発見をしていく様子が見事に描かれています。
「科学する心」の取組は、園全体での取り組みですが、今回の実践研究では、新名里美先生、木脇孝子先生にご執筆いただきました。ありがとうございました。
先生方の保育に対する熱心な取り組みに加え、保護者の皆さまの深いご理解がありました。改めて関係の皆さまに心からのお礼を申し上げます。
本園は、これからも子どもたち一人ひとりを尊重する子ども主体の教育・保育をめざして、教育研究を続けて参ります。
園長日記 第18回 ソニー教育財団 2024年度教育助成論文 奨励園選定
2024年度 ソニー幼児教育支援プログラム応募論文
「なんで?ふしぎ!だいはっけん‼」 ~五感で感じ、表現する実体験のなかで~ 学校法人宮崎学園 幼保連携型認定こども園宮崎学園短期大学附属みどり幼稚園
本園では、令和4年度より一人ひとりの子どもを尊重する子ども主体の幼児教育・保育に取り組み、子どもの姿から子ども理解を深めることを目指し、子どもたちが興味・関心を寄せる事柄を共に感じることを大切にした教育・保育に取り組んでいます。 そのような保育を実現するための一つが、本園全体を通して取り組んでいる「みどりプロジェクト」です。「みどりプロジェクト」では、“四季のうつろい”を0歳児から5歳児までの共通テーマとし、子どもたちと共に感じて味わうことを大事にしてきました。その際に、目の前にいる子どもの姿に応じて無理なく、連続的な実践につながっていくことの重要性を感じながら「子どもと体験・経験できると嬉しいこと」を子どもの声や表情、子ども同士の関わりを踏まえて計画し、実践しています。特に、四季のうつろいを五感で感じる豊かな自然体験、五感で表現する体験等を子どもの興味・関心が遊びとして連続していくように展開し、子どもたちの「問い」から保育を出発しています。 本園では、「科学する心」とは、遊びの連続性の中で「なんで?」という問いから始まるものであり、五感を使った実体験を通して子どもと保育者との信頼関係や対話から芽生え、分野横断的な発展可能性を持ち、挑戦する心へとつながる生きる根っこを育む心であると考えています。今回の論文では、(1)生き物との出会いと関わり、(2)自然に親しみ、心が動く、(3)身近な素材に触れ、性質の変化を楽しむという3点から本園の子どもたちに芽生え、育まれた「科学する心」について考察しました。 (応募論文より一部抜粋) |