園長日記 第15回 みいつけた!
園長日記 第15回 みいつけた!
秋になり、子どもたちのキラキラと輝く瞳に多く出会います。それは、子どもたちにとっての大発見である、何か新しいものを見つけた瞬間の素敵な表情です。その瞬間は、笑顔というよりも、真剣なきりりとした表情でもあります。
お庭に出ていた小さいお友達は、秋風を感じながら、動くアリさん、どんぐり、小石、草を見つけては、手に取り「何?何?」と大発見を喜んでいます。手に触れたお砂をまぜまぜして、室内の玩具とは違う感触を体験し、大発見です。また、落ちていたオリーブの実を発見した以上児さんは、木にたわわに実っているオリーブをさらに発見し、お友達を呼び寄せ、どのようにしたら取れるかを輝く瞳で真剣に話し合っていました。手には、お庭で見つけた少々長い木の枝とカップを持っているのが印象に残りました。落ちてくるまで待つのでしょうか、それとも、何か道具が用意されるのでしょうか、それはこれからのお楽しみです。やはり実りの秋は、「みいつけた!」がいっぱいです。子どもたちと先生方は、「みいつけた!」の秋を一緒に楽しまれています。四季のうつろいを感じる素敵な瞬間がいっぱいの毎日です。
令和5年10月3日 山下恵子