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避難訓練(大地震・大津波想定) 「園長日記」

投稿日:2017年3月4日 / Category:お知らせ・最新情報

 昨日、午前10時30分より、「日向灘沖にマグニチュード9.0程度の大地震が発生し、その後に大きな津波が宮崎平野に到来する。」という想定で、地震・津波避難訓練を実施しました。非常時に際して、子どもの生命を守るために迅速にして安全な避難誘導ができるよう教職員の指導の徹底を図ることはもとより、子どもたちが非常ベルや園内緊急放送をよく聞いて慌てないで落ち着いて安全に避難できることなどを目的に実施しました。

 先の東日本大震災を受けて、これまであった安全管理マニュアルを見直し、大地震後大津波が到来すると想定される場合は、速やかに高台に避難することにしました。みどり幼稚園では、宮崎学園本部並びに宮崎学園中学校・高等学校の温かいご配慮とご協力により、園庭を経由して、みどり幼稚園の道路向かい側に位置する宮崎学園大坪記念ホール4階ロビーに避難することになりました。当初、ちゅうりっぷ組・年少組さんにとっては、このような同ホール4階までの階段上りは相当困難を要するだろうと考えていました。実際、今日訓練を行ったところ、先生方の普段からの幼稚園非常階段の上り下りの訓練やご家庭でのご協力もあり、驚くほどスムーズに避難ができたように思います。年中組さんは、ちゅうりっぷ組の子ども達といっしょに避難しました。道路横断前の歩道のところや階段上りでは、年中・年長の子ども達が巧みにお世話する姿も見られました。

 0歳児(ぱんだ)クラス、1歳児(うさぎ)クラスの子ども達は、お散歩カー等を利用して、記念ホール入り口まで行きました。階段上りでは、幼稚園部の動ける職員も下に降りてきてだっこやおんぶにて無事同ホール4階ロビーまで避難できました。「揺れが収まりましたので、先生の指示に従って大坪記念ホール(高台)まで避難してください。」の緊急放送後から全員避難が完了するまで約7分でした。信号に従った横断、階段上り等大きな混乱も無くスムーズに避難できたと思います。また、過年度購入していただきましたリヤカーも、避難の際極めて有効でした。

 先の東日本大震災からの教訓として、「いざというときは想定にとらわれず、最善を尽くせ。率先避難者たれ。直ちに高台へ。避難は徒歩が原則。避難したら絶対に戻らない。」等があります。

 昭和43年のえびの地震のときも、真幸小学校・真幸中学校の児童生徒は、普段行っていた避難訓練の通り避難でき、怪我人が出なかったという報告を聞いたことがあります。

 いずれにしても、今回の避難訓練の成果と課題を整理し、次回の避難訓練に繋げていきたいと思います。

最 後に、本避難訓練に際しまして、ご支援いただきました関係機関・関係学校の皆様に心より厚くお礼を申し上げます。

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