園長日記 第5回 梅雨といえば!
園長日記 第5回 梅雨といえば!
「どうして雨が降るの?」「雨水?」「あじさいは色が変わる?」等々、 梅雨の時期になると、またまた子どもたちの不思議がいっぱいです。毎日、この不思議を解明するための試行錯誤が繰り返されています。園庭の真ん中にバケツが設置されたり、雨水の水温を感じたり、紫陽花を見比べたり気づきがいっぱいの子どもたちです。
そして、この時期は、いつもにもまして熱中しているのがおもちゃと絵本です。各コーナーに設置されたおもちゃは、ヨーローッパで古くから愛用され、子ども達の発達や創造性を高めていくものばかりです。0歳児から一貫したおもちゃを準備し、年長になると小学校教育に導入されているプログラミングの基礎となる論理的思考を要する「キュボロ」(玉の道を作る積み木)が導入されます。これは、藤井棋士が幼児・学童期に遊んだおもちゃです。0歳児の積み木倒しから始まった活動は、積み木積み、構成遊び、見立て遊び、創造遊び、お絵描きや製作的要素も組み合わせた、総合的な作品づくりへと見事に発展します。このような経験を経て、いよいよ論理性を要する「キュボロ」に挑戦します。子どもたちが没頭する姿は、正に学びの基盤です。
夏到来も間近です。いよいよ楽しい水遊びがはじまります。
園長 山下恵子