園では、幼保連携型認定こども園ということもあり、0歳児から就学直前までの二百四十数名の子ども達が登園しています。
登園・降園時の保護者あるいはご家族の方の送迎なども行われています。また、園見学や「チャイルドルーム」(未就園児体験入園教室)、子育て相談、一時預かり等のため、人の出入りも頻繁な施設と言えます。
平成13年に大阪教育大学附属池田小学校で発生した小学生無差別殺傷事件に代表されるように、何時、どこで、このような痛ましい事件が発生するか分かりません。
こうしたことから、本園では、普段の門扉等の施錠は元より、関係職員の各クラス、諸施設等の巡回、関係機関等の情報収集等に力を入れています。
先日、不審者侵入を想定した避難訓練を実施しました。今回は、特に、①近くの保育教諭の指示を慌てずに落ち着いて聞くことができる、②大声を出したり、騒いだりせずに事態が収まるのを待つことの2点をねらいとしました。具体的には、①避難計画の全員への周知、②避難経路・避難場所の明確化、③不審者への対応方法の明確化、④緊急連絡(警察・救急)の要領確認等を重点に掲げ訓練を実施しました。
子ども達は、保育教諭等の指示で室内に安全に避難できました。
今回の訓練で、今後更に取り組まなければならない課題も出て参りました。関係機関等との連携、防犯情報の収集、早朝・夕方の時間帯においても、連携が手薄になったりしないよう応援体制の整備等を図って参ります。
また、普段から、来訪者のチェックにも配慮して参ります。併せて、不審者と思われる人に対しては、極力複数職員で対応します。挨拶・用件の確認等を行い、適当な距離を保ちながら慎重に対応したいと思います。
いずれにしても、子ども達の安全が第一の観点から、110番通報、万一負傷者が出た場合の119番通報、関係機関への早急な連絡等、今後も引き続き危機意識を持って対応して参ります。