園長日記 第5回 ピース・テーブル(平和のテーブル)
園長日記 第5回 ピース・テーブル(平和のテーブル)
子どもが主体となる保育をめざして日々進化中のみどり幼稚園です。
園生活において子どもたちのいざこざはよく起こります。従来の保育でしたら、先生が仲介して、ごめんなさいをして仲直りするという方法がよく見られました。いざこざの場面に先生主導ではなく解決をめざすために登場したのが「ピース・テーブル」です。
子どもたちには、「けんかしたら、お友達とお話をしてどうしたらいいかを一緒に考えるお席です」と説明されています。年長と年中のお部屋に設置しました。
それぞれの言い分が折り合わず、けんかしている子どもたちに「ピース・テーブル(各クラスでテーブルに名前が付けられています。)に行く?」と担任の先生が投げかけるとけんか中の子どもたちが椅子に座りお話合いを始めます。一番をめぐっての争い等、どうしても折り合いがつかない場合は先生が介入されますが、子どもたちなりに「じゃんけんで決めよう」「お顔を見て話そう」「ごめんなさい」などなど、解決してケロリとして戻ってくる姿が見られています。
それぞれが、お話合いをする姿に、大人が思っている以上に子ども同士が語り合い、解決する力を持っていることに感動します。素晴らしい子どもたちです。自分たちで平和的な解決方法を模索する姿こそ、こどもがまんなかの姿だなーと思います。
園長 山下恵子