いつ見ても笑顔あふれて遊んでいるのが２歳児さんです。もちろん、「これがほしい」「わたしの」「あげない」の小さなトラブルは毎日あります。欲しい、もらえないの葛藤があるからこそ成長していっていると思います。このような小さな葛藤を抱えながら、２歳児さんは楽しい時には、はじけるような笑顔を見せてくれます。色とりどりのbiliboに乗り、音楽に合わせて、大型積み木を叩きながら、ノリノリでみんなと一緒に笑いあいながら踊っています。また、お友達とのおままごと、磁石でくっつく遊びなど集中する姿を見ていると、遊び込むことの大事さを感じます。そして、園外保育では、周りを見回しながら存分に自然を感じているようです。楽しい！楽しい！いっぱいの２歳児さんです。

＜biliboに乗ってのりのりで踊っています＞

＜おままごとをしています＞

＜磁石でくっつきます。いろいろな形ができました＞

＜園外散歩中です＞

園外散歩中の出来事です。第７回で紹介した場面の写真です。この４枚の写真は、聞こえてきた音を契機に子どもたちが探索しているものです。子どもたちが五感をいっぱい使って、自ら考え、仮定し、それを検証しようとする姿に子どもたちの豊かな感性と自分たちで学びを広げようとする力を感じます。

幼児期に体験学習を通して、自ら感じ、考え、それらを過去の経験と繋いでいくことがとても大切であると思います。

「ねえねえ、あっちから何か聞こえるよ」「どこ？　どこ？」「なに？なに？」

「セミはいない！」「あれ、何か黄色いものが？」「なんだ？」「動いてる？」「いや動いてない！」「なんかいる！！」

「セミ？　虫？」「え　どれ！　どれ！」

「あ！　ちがう」